Cloud9環境の作成¶
Cloud9はブラウザ上で動作する統合開発環境です。
AWS CLIやSAM CLI、dockerのクライアントなどが最初からインストールされており、手軽に開発環境を作成することができます。
環境の実行基盤としてはEC2のインタンスが使われます。
Cloud9自体の利用料金は無料です。
実行基盤であるEC2インスタンスなどの利用が課金対象になりますが、今回は12ヶ月無料枠内のt2.microで利用するので料金は発生しません。
作成手順¶
- Cloud9のAWSコンソール画面を開く> Create environment
- Nameに"env-study"
- "Configure settings"は全てデフォルト > Next
- Create environment
Cloud9環境で使われる権限について¶
EC2にアタッチしたロールではなく「AWS Managed Temporary Credentials」という一時的な権限が使われる(Cloud9環境の所有者のIAMユーザーと同等の権限 ※一部のIAM関連オペレーションに制限あり)。
この設定が有効の環境を他のIAMユーザーにShareすると、Shareされた側のユーザーが環境のオーナーの権限を使って各種AWSサービスへのアクセスが可能となることに注意。
参考:ClassMethod社ブログ 「Cloud9からIAM Roleの権限でAWS CLIを実行する」
注意点¶
Cloud9環境作成時のディスク容量がデフォルトで10Gしかないので、環境内でdockerなどを利用するとすぐに容量不足になります。
下記参考サイトの手順で簡単にディスク容量を拡張できます(拡張した分のEBSストレージ利用料金が発生します ※EBSは利用開始12ヶ月までは30GB無料)。